人生浅く広くダイナミック

卒論代わりの備忘録

年上女性と蝶と自己ルール

 

さて、世界中には2種類の人間しかいない

それは

年上派か年下派かである

この世にはたった大きく分けると2種類しか人間はいない

こういうと捻くれた人たちには「僕・私は同世代がベストです〜」とかSNOWででも盛らないとマッチングアプリでマッチもしない面をした奴らが小生意気な顔で湧いてくると思うのだけれど

しっかりと考えてみてほしい

「本当か?」と

君の理想はなんだ?

中高の頃とかに妄想をした恋愛を思い出してみてほしい

 

憧れの先輩に屋上へ呼び出される

可愛い年下の後輩にお弁当を作ってもらう

夕暮れに告白されるとか

 

今ではバカにして黒歴史ということにして片付けたいはずの妄想を一度はみんなしているはずだ

こんなことをツラツラと書いている僕はちなみに年上派である

断然にだ

元来、小さな頃から年下とよりも年上と遊ぶことの方が多かったという事もあり、自分が主導権を握るだとか男気を見せるというより

年上に当たる人たちの邪魔をしないようにとかサポートしたりとか話に合わせて盛り上げるとかいうことを経験することの方が多かったからだろう

言い方を悪くすれば年上好きという人間は

主体性もなく、自分で主導権も握れない、年上の心の広さに甘えているだけのわがままなやつだと言えるかもしれない

そんなきついことを尻目にしつつも僕はやっぱり年下より年上派なのだ

同世代にはない落ち着きや会話に出てくる人生経験の豊富さだったりそういうところが好きだ

しかし、世の常として女性というのは年上の男性が好きなのである

マッチングアプリを使ったりしても

「年上が好き」「余裕のある大人が好き」

みたいなことを書いている人がちらほらと散見する

男性のほとんどが年下を求めるのが「若さ」であるように

女性が年上を求めるのは「落ち着きと経済力」なのだ

そんな人ばかりではないのは知っているしそうでなければ

僕もこれから書くようなエピソードには遭遇できてなんかしない

 

普通の出会いやマッチングアプリやナンパなんかでは相手にされるのが難しいというのに薄々感じつつあった僕は

こんな若造でもしっかり相手にされる場所を大学に入り試行錯誤しながら見つけた

そうそれは

 

ハプニングバー

 

ハプニングバーの料金はまあまあ高いので基本くる人種はある程度絞られるし、こういう場所に興味をもち認知して訪れるのはある程度の年齢になってからであるため

僕的に好きな25〜くらいの女性もたくさん訪れている

そして彼女たちは基本的に好奇心が強いもので僕みたいなハプニングバーに似つかわしくない若造がいたりすると構ってくれたりするのだ

 

さて

そんなこんなであれは2年前の冬頃、僕はひょんなことから名古屋にきていた

その日は、日中に試験を名古屋駅の近くで受けてその後、名古屋駅周辺で飲んで昔からの知り合いの友達の家に泊めてもらおうとしたのだが

 

「ごめん!忘れてて今、名古屋おらんわ!」

 

となり宿を失ってしまったのであった

さて、困った

大して詳しくもない名古屋の街に放り出されてしまった

別にまだ終電の新幹線はあるし帰ってもいいんだけれど

折角普段まずくる事もない街にきているわけだし、試験だけ受けるというのもなんだか忍びない

軽くお酒を一人で飲み、スガキヤラーメンをすすりながら僕は考えていた

クラブ...そんな気分でもないし,,,バーとかに入る勇気もない,,,,

 

夜の名古屋をグーグル先生頼りに調べていると

 

そういえば、東京以外にもハプニングバーってあるのだろうか

あるとしたら、名古屋にもあるんじゃないだろうか?

 

と思って調べてみると

あるある東京ほどではないにせよ、ぼちぼちの数があった

ハプニングバーならお酒も飲めるし、朝までいられる

ワンチャン起きても起きなくても楽しめる

 

という事で名古屋のハプニングバーで夜明かしをすることを決めたのでした

 

名古屋駅からよくわからない名古屋の路線図とグーグルマップを見合わせながら

相変わらずの怪しい雑居ビルにたどり着いたのでした

いつも通りにサイトに書いてあるフロアの看板には何も書かれていない

エレベーターで登りドアがひらけば目の前には赤い重々しいドアがある

なぜにハプニングバーのドアは真っ赤か真っ黒しかないのだろう?

 

チャイムを鳴らし、入会登録と入会金を支払い入場する

 

中に入れば、東京のバーよりも一回り〜ふた回りほど狭い

しかし、フロアぶち抜きで下の階にまで繋がっているというのだ、イチャコラする部屋は下のフロアになっているようで大胆なことをするなと思いながら

お酒を頼み店内の様子を観察する

ぼちぼち人もきているものの全体的にアットホームな雰囲気だと感じる

東京の場合は、新参者だったりに基本すごい視線を浴びせるのだがこのバーは空気自体が暖かく田舎の飲食店のようであった

 

旅行者で名古屋自体あまり詳しくないんですよ〜

なのにハプバーくるなんていかれてんなぁ

ですよねぇ

 

なんて雑談をしながらどんな人が普段きているのかを聞いたりしつつ

今日はイベントデイだったので鍋をつついてバーにいた人たちと少し談笑をする

 

緊縛界隈で有名らしいおじいちゃんに緊縛の尊さやどんなことをしているのかエピソードを糸こんにゃくを使いながら聞いていると

20代後半だろうか?と思われる細身の綺麗な黒髪をしている女性が隣に座っていた

僕はじゃがいもと人参はどちらが攻めで糸こんにゃくをここからどうするのか夢中になっていて少しも気づかなかった

隣に座った女性は明らかに美しかった、影のある美人とでもいうべきか

薄暗い店内で空気を変えるような存在感を放っていた

おそらくあまり来ない人なのか初めてきた人なのだろう

周りの常連さんたちとも特に親しげに話したりするというわけでもなく座っていた

外から入ってきてすぐだったからか、まだまだ寒そうにしていたし折角のイベントデイの鍋もまだ食べていない様子だったので

僕は箸を渡しつつ、お皿とおたまを取りながら彼女に

「寒いですね、仕事帰りですかね、お疲れ様です。何か食べますか?」

と訪ねた

「寒かったです!ありがとうございます。すいません、適当に見繕ってください笑」

と彼女も綻ばせながら返してくれた

僕は内心ほっとしつつも、思ったよりも気さくで可愛らしい人だなと感想を持っていた

二人で鍋をつつきながら、軽くお互いのことや世間話をしていた

やはりこういうバーには慣れていなくてほぼ初体験ということらしく僕も名古屋にこういうところがあるだなんて知らなかったです

と話していると

周りの何人かの女性がコスプレしているのが気になったらしく

「興味があるんですか?」と聞いてみた

「いや〜笑かわいいなあとは思うんですけど切る勇気なんてないです笑」

僕は企みつつ

「見に行くだけ行って見ましょ笑きてみたとしても素敵だと思いますけどね〜細身でスタイル綺麗ですし、際どいのばかりというわけでもないですし」

「そ、そう??じゃあ見るだけみてみようかなぁ」

なんてやりとりを経て二人でコスプレ衣装を色々とみてみる

その中に細身のぴったりとしたドレスのようなもがあった

その一つだけ彼女の反応が違うのに僕は気づき

きてみるように促してみた

恥ずかしいとか似合わないとか言い訳をしてはいたけどそこまでまんざらでもない様相だったので軽く押してみたらきてくれることになったのだった

着替えている間僕は鍋のこんにゃく緊縛の復讐をして待っていた

風俗もそうだけど、待ち時間というのは人生でも指折りで密度の濃い時間だと思っている

あの素敵な女性がどんな風に現れるのか、それを目の前にした時に僕は果たしてなんとコメントすべきなのか傷つけず、好意的に捉えてもらうにはどうすれば良いのだろうか

と圧縮された時間を過ごすのだ

手では糸こん緊縛をしているが人参を捉えることはない

心中に至っては脈がどこぞのクラブのフロアが湧いている時ばりのBPMを刻んでいる

そんなことを思っていると

パタパタと足音がこちらに近ずいてくる音が聞こえる

僕は糸こんと人参を起きながら軽い深呼吸をし、意を決して振り返る

目の前には予想通り着替えてくれた彼女がいた

その時僕はいつぞやでもふれたように男ってのはやはり愚かだなと思うのだ

冬の時期の私服の時点でスタイルがいいというのがわかるのに、タイトなドレスをきたらどうなるのか

綺麗な黒髪な人に白のドレスを合わせたらコントラストの映えがどんな効果をもたらすのか

僕の浅はかな人生経験と語彙ではそんな素敵な女性を褒めるたとえも言葉も出てこなかったのである

ただただ、生唾をのみ深く軽く調息し「...すごい綺麗ですね」と目をパチクリさせながら伝えるので精一杯だったのだ

そんなことしか言えないからダメなんだと自分の行いを攻めつつ失望したかなと彼女を見ると

「,,,ありがとう笑むちゃくちゃ恥ずかしいんだけど笑」

と少し照れながら答えるのだった

なんだかその後はお互いさっきまでの談笑というわけには行かなくなり少しして

下の秘密の部屋に向かうことにしたのであった

下のフロアは大部屋でそう言えばどこに行ったのかと思っていた糸こんにゃく先生がもう一人男性と一緒に女の人とプレイをしていた

二人して少しクギ付けになりはしたものの先に僕がシャワーを浴びに行く

片方づつしかシャワーを浴びれないのが難点ではあるが一旦心を落ち着けることができるのでありがたかった

さっと用を済ませ彼女とシャワーを交代する

待っている間に糸こん先生のプレイをみていると凄まじい声を女の人が出しながらまさしく狂っていた

僕は見入りながら、先生が若い男の人に教授していたことに耳を傾け続けていた

それらのことは役に立つことばかりで、こういう場じゃないとわからないよな,,,と心で思っていた

噴水のようになっている女性が力尽きる頃に彼女も戻ってきた

少し緊張からかしおらしくなっている彼女を隣に座らせて緊張をほぐすためにも軽く談笑を挟む

すると向こうがまた始めたような声が聞こえてきた

「若造なもんで、ああいいったレベルを期待してたらごめんなさい,,,」

「笑大丈夫だよ、むしろ困るから笑」

といってキスをした

さっきまでしおらしく照れていたはずだったのに、スイッチが入ったのか彼女の本性が見え隠れしてきた

女性の仮面というのは本当に怖い、さっきまでのイメージを打ち消してくる

年上の清楚な見た目と裏腹に今までの人生経験やスキルの差が如実になっていく

気づけば主導権も体制も彼女が上になっていた

僕はスベスベでしっとりとした20代の女性とはまた違うしなやかさに感動しながらお互いに脱いだのだった

スタイルがいいと思っていたのは間違いなんかではなかった

上に乗りながら、妖艶でいいたずらな視線を僕にくれながらお互い楽しんでいた

早打ちの僕だが、不死鳥と誰かがいっていたように再生は早い二回戦目のコングは彼女によって鳴らされた

グデっとしていた僕にまた上に乗ったかと思えばそのままくるっと背を向けたのだ上に股がられたまま背を向けられ不思議に思った僕は体を起こした

動き出した彼女とともに目に映ったのは羽ばたく蝶だった

彼女がリズミカルかつ探るように腰を打つたびに腰に映った蝶はひらりひらりと羽ばたいた

 

    ーひらりひらりと舞遊ぶように姿見せたアゲハ蝶

        夏の夜の真ん中月の下

       喜びとしてのイエロー憂いを帯びたブルーに

               世の果てに似ている漆黒の羽ー

 

脳内にはポルノグラフティのアゲハ蝶が流れていた

目にクギ付けだった、みてはいけなかったのかもしれない

僕は夢中になっていた、美しい,,,ただただ美しい....

夢中に動く彼女の姿も、体の動きも、女性という存在そのものに感動していた

一度賢者を挟んでいるからなのか僕は自分の本能と性的快楽による反射を超えた芸術をみているかのような感覚に襲われた

一種のトランス状態だったのかもしれない、今までに感じたこともない下からも伝わってくる包まれるようなマグマのような熱さも手伝ったのか僕らは夢中になった

夢うつつもさめお互いに満足して寝転びながら何を話そうか考えていた

僕は何か言わねばと言葉を発そうとした矢先だった

 

「あ〜あ 息子くらいの子としちゃったなぁ」

 

僕は時が止まっていた

疲れ切った頭はこんな時でも動いてくれていた

 

さて、整理しなくては

この言葉から推定される年齢はいくつ...?

とにかく母より上だろうか下だろうかそこが何よりも問題だ

 

僕は当時年上好きだったものの、なんとなく自分の母より上とはしないことにした方が良いのではないのかとうすぼんやり考えていた

流石に母に近い年齢の人は見た目でわかるだろうし、よっぽど予防線を貼る必要なんてないだろうとたかをくくっていた

それがどうだ、このざまである

だがとにかく何歳であろうと、動揺することもましてやそれを悟られることもあってはならないのだと僕はあらゆる思索をめぐらしながら

決して悟られまいと落ち着かせながら言葉を口にした

 

「え!そうだったんですか?若いのにお子さんいたんですか??」

 

「そうだよ〜笑 」

 

「ちなみに何歳なんですか??」

 

「36だよ〜」

 

僕の心はわかりやすく平穏を取り戻していた。

超えていたら、超えていたでまたひとつ新しい発見があったとは思うのだが

なんとなくだがまだ早いかなと思う

僕たちはその後ひとしきり言葉をかわし

もう一度シャワーを浴びて、鍋を食べに戻っていったのだった

僕はどっと疲れがきてフロアの隅っこで気づけば寝てしまっていたのだが

目を覚ました時には彼女は帰っていた

なんなら僕一人しか残っていなかった

釈然とはしないまでも素敵な夢をみた後のように僕は冬の名古屋の風で現実に戻っていく

僕は歩きながら、年上の女性の熱としなやかさ

タトゥーの美しさを思い出しながらも

冬の季節風と女性の底知れぬ神秘性に震えつつ

 

『タトゥー 女性』

 

と検索しながら東京に戻っていったのだった

 

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今に通じる都々逸という文化

日本人は短文が好きな民族だと思う

というより、含みのある言い方というのか一つのものに対して意味をたくさん載せるのが大好きなんだろうなと思う

「生」という一文字だけでも

 

・生き物全般に宿っている生命としての生

・生き方などに使われる生きている過程そのものに対する生

・死の反対としての生

・焼き物などの状態に対する生

 

他にもたくさんあるのだろうがとにかくたくさんの意味を二郎ラーメンよろしくましましモリモリにして渋滞させているのが日本語なんだろうなぁと感じている

一つの単語だけでこんなにも渋滞させてしまうもんだから日本人というのは文学だったりでも多くを語らないし

会話でも説明をせずに「察してよ」「読み取ってよ」なんていうハイコンテクスト(めんどくさい)文化が生まれてきたんでしょう

 

最近、京文化や京都のマナーについてのコラムを読んでても感心したのは

説明をわざわざしたりするような文化がないもんだから日本人というのはとにかく読み間違えだったりすれ違いだったりニュアンスの違いによる争いだったりが頻発している

だから長年同じ場所に根を張り続ける京都の人たちは暗黙のお互いに不快にならないようなルールを独自に定めたりしていたようだ

それぞれが形式的にルールにそえばそれぞれの「そんなつもりではなかったのに。。。」といった争いを回避できるという計らいからである

さすが千年の都というべきなのか、日本嫌いな日本人がよくいう「くだらない硬いルール」とやらは元々は思いやりから生まれていたんだなあと感じる

 

僕は日本大好き!というわけではないのだけれども日本古来からの洗練されたルールやマナーというものは美しいし綺麗だと思う

時として大事だと思うし使えたらかっこいいと思うからたまに勉強したりする事もる

だからと言ってマナーや作法というものの根源は「思いやり」であると思っているので相手が知らない守らないからといって強要したりひけらかしたりなんてのはしません

みんな楽しくいこうよ

 

話を戻せばそんな短文に様々な伏線などを織り交ぜる日本の文化で有名なのなんていうのは

 

・和歌

・俳句

 

なんじゃないかなと思う

Twitterは?って方々はおそらく後20年くらい待てばいいと思う

それぞれが 5・7・5 の言葉をベースに意味のあるキーワードを織り交ぜて一つの雰囲気のある歌に仕上げる

類を見ない日本独自の高等文学だと思う

5・7・5で自由に世界を生み出せる日本人に140字も与えあたらなんでもできるに決まっているだろと誰かが言っていたが日本人がtwitter大好きな人が多いのはこういうところから来ているのかなと思う

 

今回はそんな和歌俳句を語るわけ

 

ではなく

 

おそらくみなさん聞いたことはあってもご存知ではない

都々逸を紹介しようかなと(以下 とどいつと書きます macが変換してくれないので)

 

とどいつというのは江戸時代末期に流行った 7・7・7・5(5・7・7・7・5もあり)で構成される定型詩なんです

男女の恋愛を題材にしていることが多いので情歌とも言われる

 

・立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花

・恋に焦がれて 鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が身を焦がす

・三千世界の 烏を殺し 主と朝寝がしてみたい

・酒も博打も 女も知らず 百まで生きる 馬鹿な奴

 

なんてのはどこかで耳したことある人は多いんじゃないかなと思います

最初の詩なんてのは美しい女性の有様や様子を描いたうたですね

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逃げるは恥だが役にたつより

二つ目のは漫画なんかでタイトルなんかに使われてたりします

三つ目が個人的には一番有名では?と思ったりします

こちらかの有名な高杉晋作の詩ですね

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実際の高杉も歌ってます

いつ死ぬかもわからない命、カラスが鳴く頃には帰らなきゃいけないのなら世界中のカラスを殺して殺し尽くした朝に永遠と夜が来ぬまま寝ていたいという詩ですね

 

これらとどいつ

僕は短歌や俳句や和歌よりも直球ですしわかりやすくて好きだったりします

割と近代に近いというのもあってか古くささと日本ならではの小粋な洒落も混ざりながらわかる単語で紡がれているあたり好きです

三味線に乗せて歌うことを想定しているからかリズムなんかもいいので

しれっとこういうことを言える大人になりたい22歳の夏です

 

 

 

 

小杉湯の朝風呂は人生を幸福にする

 

一体幸せとは何だろうか?

僕は興味を持ったことは普通の人なら避けるようなことでも躊躇なく飛び込んでいくし

何なら人よりも物事に対して楽しめるキャパや感受性は高い方なのではないのかなと自分でも思っている

興味を持った事柄やイベントは即座にSNSやネットサーフィンでリサーチをかけて直近のイベントなんかには顔を出したりする

趣味も大したものがあるわけではないし服などにお金をかけたりもしないので

基本的に自分のバイト代や仕送りに使うのはほぼ食費だったりするのでこういうイベントにお金を出すことは厭わないわけです

いくイベントの中には、The 意識高い系みたいな人もいたりするわけで

(そういうイベントにも面白そってだけでいくからなんですけどね)

僕自身が多趣味でいろんな話に対応できたり、はたから見たら将来だったりしている活動が珍しいということもあってSNSを交換したりもするんですけど

 

数日経ったりなんかして彼らのSNSをのぞいてみたりするとですね

海外へいったとか、こんなすごい人たちに会いましたとか、まじこの人天才だ、お金これだけ稼げます、タワマン、シャンパンとか文言を付けてイマドキ風のキラキラした自撮り用に用意した表情をはっ付けて投稿されていたりするんですね

最近SNS疲れってワードがあったり、有名人のSNSやめます発言もあったりしてSNSの存在が問われたりしてるわけなんですが

僕はですね、そういう誰に対してのアピールかもわからない一方方向の青春の押し付けだったり

そのギラギラ身につけたものだったりを宝箱のようにSNSに詰め合わせだったり

というのがイマドキ大学生の割に大変苦手でございます

 

東京の一部の大学生がこう野望や欲望だったり資本主義の恩恵によだれを垂らしている一方で同世代の僕の同級生なんかは子育てだったり入籍の報告があったり仲間内でBBQを楽しくしている状況をSNSにあげてたりします

多分田舎生まれの同世代はほとんど高卒で働いていたりするエリアの出身の人ととかは同じようにカオスなSNSのタイムラインが生まれていることだろうと思います

 

僕も別段普通に東京で大学生をしているわけで、先ほどのようなギラギラと酒!金!美女!イケメン!みたいな状況に憧れないわけでは正直ないのですがね

いろんなイベントに出てみて、自分には合わないしなりたい像とは違うなあとも感じているから苦手だと表現しています

嫉妬と言われてしまえばそれまで何でしょうが、心のどこかでぼんやりとなれない自分とのギャップだったり田舎の同級生たちが平和な幸福を噛み締めている方に憧れを持ってしまったりと

SNSを見るたびに疲れてしまう今日この頃

 

最近はSNSをうまいこと離しつつ、資格試験やら諸々の発表、インターン活動で充実させながら毎週日曜日に自分へのリフレッシュとして趣味のようなことをはじめました

(前置きバカ長いなという方々すんませんね)

それがこちら

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僕も朝風呂はじめました

そう銭湯の朝風呂です

 

銭湯かよ、てか朝風呂て、さっきの前置きと何が絡んでるんだよ

 

まあまあ、いいじゃないのぉ

僕はお風呂と旅行は大好きなんですけど家族旅行だろうが友達との旅行だろうがひとり旅だろうが可能な時は早起きして二日酔いでも何でも朝風呂を浴びるという風にしているんです

何ですけども、朝風呂に入れる銭湯だったり温泉て東京だと珍しいんですよね

基本銭湯って15時前後に開店だったりしますし

御多分に漏れず、こちらの小杉湯さん普段は15時30分からの営業なんですが

毎週日曜日だけ朝の8時から朝風呂を解放してくれているんですね

日曜日はインターン関連のミーティングが夜にあったりして詰めなきゃいけない作業がたまにあったり普段平日は9時くらいに家を出て23時くらいに家に帰るという生活をしてて日曜日は唯一朝からやることもそんなにない曜日なのです

せっかくに日曜日だらだら寝るのも勿体無いし、リフレッシュデイにして丸々使い切ってリフレッシュの日にしてやろうという目的と朝風呂ががっちりと組み合わさったわけです(あと高円寺がわりかし近い)

 

日曜日、大体朝7時から8時半くらいまでに起きて朝家を出て

中央線高円寺駅

高円寺は気をつけないといけないのは、休日は快速が止まらないので総武線各駅停車に乗らなきゃいけないということですね

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高円寺駅

高円寺につくと中央線ぞいの駅特有の空気というかわちゃわちゃ感を感じれます

僕は大好きです

朝来るより夜にきてそのカオス感を感じてみてほしいですね

新宿とかみたいに大きな駅にはない人の活気と三軒に一軒くらい「何の店なのここ?」ってお店に出会えることと思います

そして北口を出てのそのそ歩くこと10分ほど

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小杉湯(雰囲気良さげなので夜版)

小杉湯に到着です

初めてきた時まず、見た目から圧倒されて「おっふ,,,」ってなりました

個人的にまず外観の雰囲気がどストライクでしたね

さて、こちらの銭湯何やら銭湯界隈では有名だそうで

名物風呂もあります

僕もここを教えてくれた友達にもそれを出汁に誘われましたし

 

その名物風呂は

 

 

 

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牛乳風呂

「おい、牛乳風呂浴びに行きたくない?」

「うん!いくいくぅ〜!」

って感じで沼に落とされましたね

ちなみにムッチャ肌ツルツルになるしいい匂いです

生臭さとか全くないです

子供の頃、映画ドラえもんのリトルスターウォーズでしずかちゃんが浴びてたのを真似して家の風呂に牛乳ぶち込んだ時と全然違う

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こうして

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こうのシーンですね

いやぁ、本当に気持ちいいんですよねこの銭湯

ミルク風呂最高です

ちなみに銭湯内他にどうなってるのかといえば

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小杉湯内部

小杉湯さんは館内やSNSでこうした手書きの案内紙や手書きのポスターなど人情味溢れたものがたくさんあるんですね

小杉湯さんのホスピタリ精神などは公式サイトやTwitterをみていただければ一目瞭然何ですけど

個人的な推しポイントは

 

入湯料が若干安い

すっっっっっごい館内綺麗

ハンドタオルは無料で貸してもらえる

シャンプー石鹸が無料で使える

つまりほぼ手ぶらでいい

フルーツ牛乳美味しい

お水おいしい

wifiあり

待合室の漫画の充実がやばい

 

まあ、あげればキリがないわけです

僕は今週の朝風呂の時に読んだ「逃げるは恥だが役に立つ」を今更全巻買ってしまいました

さてそんな推しどころ満載の小杉湯さん

これらのことが言いたいわけではないんですね

今回「麻薬」とまで表現してるのは実はそこではないわけです

僕がハマってしまい沼に落ちているのは小杉湯さんの推奨している入浴法なんですね

それがこちらで

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交互浴図

交互浴というやつなんですね

こちら初級者までのしかないんですけども

中級上級というのもあるんですね

僕はいつも中級のを3セットして上がるのですが

この交互浴本当に

 

とぶんですよねぇ

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それは一回やったことあるやつのセリフなんよぉ(僕はやったことないです)

飛んでしまうってなんだって話なんですけども

先ほどの図で正しくいうなら

整った〜が正解の例えですね

この交互浴 熱湯→水風呂→ミルク風呂 1セット→熱湯... と続けていくんですがね

2セット目のミルク風呂くらいから頭がふわふわ〜となってくるんですよ

のぼせてるからなのか朝だし脱水症状なのかはわからないんですけど酔っ払った時のようにふわふわと底知れぬ幸福感を感じれるんですね

しかも酔った時のような、罪悪感を感じるようなものでもなく

さあ、今日やるぞ

というような前向きになれるようなそんな幸福感

2セット目以降からは水風呂に入った時の体の奥から喉を抜けて暑さが抜けていく感じや

ミルク風呂に入った時は逆に冷気が抜けていく感じもとても気持ちがいいものです

3セット目を迎えてくると体からそろそろいいんじゃないかな?というやんわりとしたストップサインがいつも聞こえるので水風呂で終わって体を吹いてフルーツ牛乳片手にぼーっと漫画を読むんですが

ここまでの一連の流れが本当に充実している感じがして個人的には「良い」んです

 

僕はこの後高円寺をふらついて気になったランチのあるお店で食事をしたりして

シーシャ屋さんで一息つきながら読書や仕事や資格勉強をしてミーティングに向かうという日曜日を過ごすのが定着しています

 

友達なんかには

ソロ充しすぎでしょ〜俺にはむり

とか

一人で十分楽しそうだから女の子いらないと思ちゃうんだよ〜

とか

さんざか言われてきてはいるんですけどね

 

最初の疑問だった幸せとはなんだろうという疑問は

個人的にこうやって一人でも自分の幸せのツボを理解して躊躇なく推セルことだと思ったりしているんですね

幸せのツボを理解せよというのは友達の言葉なんですけども

別に僕自身も向上心や野心がないわけではないんですけども

今こうして自分にとって必要なものを見つけて楽しめる状況やそれを探す為に思索したり時間を作るというのは彼らみたいにギラギラするより大事だと自分にとっては思っているということで

自分には自分のペースがあって

感じ方や歩み方はそれぞれで理解し合える部分を共有してなかったり理解できないものはリスペクトし合えばいいんじゃないかななんて思ったりもするわけです

 

僕の今の幸せは

筋トレや釣りをして、朝風呂入ってシーシャ吸いながら読書なり生産活動して、夕暮れ時から飲みだして少ししたら友達なんかと合流して食事をとる

といった感じですかね

少しでも多くの時間をそうできるようにSNSを減らして今日も勉強します

 

それではみなさん、次回「ん?藻でも釣れたか?いやこれ魚?!でっか!!」でお会いしましょう

 

青ヶ島旅行記・大学生一人旅と本当の青3


 

今週のお題「夏休み」

 

4 絶景とエモい夜

 

さていよいよ、気分もテンションも酔いも人生で類を見ないくらい高まって参りまして

ほろ酔いで売店のおばあちゃんに教わった場所へ向かいます。

ちなみに場所は八丈島が見えますのあたり

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上の方

どちらかというと標高がとても低いんですが、島民のかたのお墨付きということで向かっていく

ちなみに、お店のかたからは

 

「むちゃくちゃ暗くて怖いから頑張れよ。君の想像している暗いとは違うからね?」

 

本当にやばかった

暗いとかじゃない、闇、漆黒、真っ暗

怖いとかより本能的に避けたくなるレベルで暗い

 

け、けえりてぇなぁ

 

でもここまで来て、星も見ないで帰るって何事なの?

お前頑張れよ

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覚悟を決めた

頑張ると一人で気合い入れて歩いていく

東京に住んでる人にはわからないと思うし、僕みたいな田舎の人でもあの暗さは本当に経験できないと思う

途中の街灯に逆にビビる始末

ちなみに青ヶ島の夜の街灯にはカナブンがものすごい数集まってトルネードしているので近づかないのをオススメします

カナブンの天敵がいないからだとか

そういえば、鳥ほぼいないなこの島

島民の人は本土に行って川を初めてみて感動するらしい

 

この街灯を抜けると真っ暗に戻ります

ある程度進むと星のあかりで見えるくらいになります

iPhoneのライトを利用してずんずん進んでいき地面の質が変わったな...

と顔をあげると

 

 

スッゲェ変な声でたモォとか言えよお前

おばあちゃんの言ってた牧場はこれか

てことはこの先いきすぎると死ぬからこの変で進むのはやめてと....

ライトを消して寝転んでみる

星だすんごい星

キラキラしてるわ空が

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青ヶ島の星空

友達の貸してくれた一眼で撮影を試みるも使い方わからず

電波ないので調べることも叶わず断念

せっかく来たのに怖すぎて10分くらいで退散しようとして来た坂を登っていく

 

きたけどなあ、怖くて集中できなくてくやしい

なんて思って

ふぅとスマホと顔をあげると

 

目の前に女の人がいた

 

またもや声にならないレベルで驚く

女の人も似た感じ

 

「「びっくりした」」

 

「観光客とかはこっちに見にこないから完全に油断してたわ」

「それは本当にすいません」

とりあえずお互い坂に腰を落として世間話

 

行きはしたばかり見ていて気づかなかった

坂に座ってみると星が水平線ギリギリまで光っている

見ようによっては島全体が星に包まれているかのような感じだった

坂に寝転べばよりその感覚がましていく

 

「いいっしょここ、お気に入りなんだよね。この島に来ていいなと思ったことは少なかったけどここは好きなんだ」

「本当に素敵ですねここ」

「でも、ぶっちゃけ写真の方が綺麗でしょ笑 集光なく裸眼で見ると点々いっぱいみたいにしか見えないし」

「まあ、確かに、、、正直乱視もあるんで、少しだけイメージと違ったというか」

 

「でもね、この風とね。土の匂いとさっき言ってた包まれているような感覚。そして天の川が点々の星に見えるからこそモザイクのように数えきれないほどの星で構成されているのがわかるのよ」

 

僕はもしかしたら、とんでもないほど素敵な経験をこの旅でしているのかもしれない

なんて思っていた

この女性は、島の保育士だそうで

いろんな日本の離島を一定の期間ごとに移動しながら生きているらしい

一人でたくさんの子を見なくてはいけないから大変と言っていた

 

「島の生活って楽しいですか?僕は、ここがとてもいいところだと旅行してて思いました」

「それは旅行者からの視点だけだからね。働いて生活をしてみるとね、いろんなことがあるのよ。まあ、だから転々としているんだけどね」

 

僕は浅はかだなと思った

自分は一面しか見ていないし、ラッキーがここまで重なっただけだったんだ

なのにしょうもないことを浮かれて頑張ってる人に向けて言ってしまった

僕らはお互いの顔を見なかった

意識したわけではないけども

暗闇の中で星座の話をしたり将来の話を語ったりしていき

そんなことは忘れてしまっていた

お互いの外面なんてさした問題どうでもよくなっていたんだろう

どのくらい話したかもわからなくなり

自然とお互い立ち上がり

坂を登っていた

結局お互いに名乗らなかったし顔も見合わせなかった

だからきっと僕らはもうすれ違っても気づかない

なんて贅沢な予期せぬ出会いだったんだろう

太古の日本人は顔をみることなく恋愛に奔走したという文献もあったりするが

一瞬僕は感性だけでも太古に戻っていたのかもしれない

友達に何もなかったの?

とよく聞かれるが何もなくてもこの思い出は尊かったんだと思う

 

その後はうろ覚えだが

そして僕は宿に帰りお風呂に浸かり寝たんだと思う

 

5 帰還編

最終日、朝起きてのんびりする暇もなく荷支度をする

この日はもう本当に帰るだけだったので

荷物をまとめてヘリポートに向かいながら早めにいくことになった八丈島について調べる

とりあえず宿を抑えねば

この時期にはダイバーも多いので宿はどこも満室で困った

ヘリポートにつくと初日の清楚アベックさんたちもいた

彼女さんは相変わらず真っ白なワンピースが似合いそうな素敵な人だった

今から、彼らも八丈島へいくらしい

島の行き先は違うのでヘリまでですが

ヘリは想像よりも大きく、うるさかった

帰り際に女将さんが

「今度は冬にいらっしゃい!実はね、単純な星の綺麗さだったら冬の方がすごいのよ。」

「それは絶対に来ます」

「まあ、夏以上に行き来が難しいんだけどね笑」

青ヶ島へたどり着く確率は通年で50%だがこの可能性を下げているのはほとんど冬のせいである

「そしてね、冬は小学校の前のくだり坂からクジラが通るのが見える時があるのよ」

最後まで幻想的な島だ、ここの小学校の子たちはクジラを眺めながら通学するのか

「いつになるかはわからないんですけど、絶対にいきます」

「次は女の子ときな!」

「じゃあもっといつになるかわかりません」

 

そんなことを最後にヘリは青ヶ島を出発する

運転手さんは最後に青ヶ島の外観を説明しながら出発する

 

運転手さん曰く、ネットにあるような写真が取りたいならね

行きのヘリに乗らないとだめだよ

帰りだと中途半端にしか見えないからね!

 

行きはヘリ帰りは船がベストらしい

もし、この記事を読んで行きたいと思う人がいたら参考にしてほしい

そして僕は、初体験をたくさんくれたこの島での思い出をきっと忘れない

書きながら本当にいい島だったと改めて思う

 

そして僕は見えなくなる青ヶ島を偲びながら次の予期せぬ旅先八丈島に思いを馳せた

とりあえず八丈島編はまたいつかにします

三構成長々お付き合いくださった方はありがとうございました

 

次回、海の家とパンチパーマと酒池肉林でお会いしましょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青ヶ島旅行記・大学生一人旅と本当の青2

今週のお題「夏休み」

 

2 素敵なリア充と蒸留所

さて、港に到着しました。

港には、たくさんの人が見にきます。

物資の到着を見守りにきた人やそれらを受け取りにきた人

僕らと同じように観光できていて、船の着岸を見学しにきた人

民宿の人で送迎に来ている人たち

 

今回の乗船していた僕ら、おっさん三人とちびっこは同じ宿ということもあったのでみんなで同じ車に乗り込みます。

民宿の女将さん自ら運転して連れてってくれるので当時免許のなかった僕には大変助かりました

ちなみに第一声は

 

「あんた運がいいねぇ笑 来れないと思ってたよ笑」

 

それは自分自身全くそう思います。

宿に到着し、まずは荷ほどき

15時間近く移動に費やしているので本当にクタクタです

若干陸酔いしていてまだまだ気持ち悪い

時間はなんやかんや15時16時いま寝たら観光も何もできなくなってしまう

とりあえず荷ほどきして島の主要エリアを女将さんに聞いてみる

 

「あんたそれよりも帰りはどうするの?」

 

「船で明後日に帰ろうかなと」

 

「ばか言っちゃいけない!明日のヘリで帰りなさい!高くてもね、多分明日以降2週間は少なくとも船は出ないよ!?」

 

まじかよ

そんなやばいギリギリの状況できてたのか

 

「帰りのヘリはなんだかんだ空きが出るからいますぐ連絡!」

 

言われるがままに大急ぎでヘリの予約をこなして本当に空きがあってここでも

運の味方に感謝(この後本当に2週間船は出なかった)

 

当初の予定が完璧に狂った上に、行きたかった場所の半分はいけないということが判明し、若干かたを落とす

翌日に島の内部をうろうろしておこうと思っていたので、免許もない貧乏学生は泣く泣く断念

それでも当初の最大の目的は達成できそうなのでとりあえず急いで散策の準備を整え宿を出る

 

まずは、昼食と夜ご飯を島唯一の売店へ手に入れにいく

島をとりあえず散策していると人が本当に誰もいない

本当に人口が少ないんだと改めて実感する

この時期島民は島の外の親戚の家に行ってたりするから余計に過疎っているらしい

そしてとにかく暑い、暑い、暑い、暑い

緑は多いといえど遮るものは少なく、地面もしっかり舗装されているので照り返しがすごい

売店までは宿から歩いて30分ほど

ちなみに島内は電波がすごい弱いので、Googleマップはあまり期待できない

車も人もいいない中トボトボ歩いていく

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青ヶ島マップ

 

売店についた

島唯一の売店ということもあってか店内はわりと充実している

田舎にしかないコンビニみたいな感じ

店のおばあちゃんがとても優しくて色々島のことを教えてくれる

 

「星が綺麗に見えるところはどこですか?」

 

「実はね山頂の展望台は案外雲とかぶつかってよく見えない時もあるから、島の牧場の先端のところがオススメなのよ~」

 

「それはいいこと聞きましたありがとうございます」

 

「まあ、柵気づかすにズンズンいくと落ちて岸壁に叩きつけられて海に飲まれて死ぬから気をつけるのよ~」

 

「いや、こわ」

 

なんて駄弁りながら、メロンパンを食べて次の目的地を考えていると

若いカップルが売店にきた、とても爽やかなアベックだななんて思ってると

彼氏さんが買い物して暇そうにしている彼女さんから話しかけてきてくれた

 

「一人旅ですか??」

 

「そうです、東京の大学生ですよ~お二人は旅行ですか?」

 

「そうなのよ~たまたまこの島のこと知って、せっかく時間があるんだし一度行ってみたいねぇ~って言ってたから来たんだぁ」

 

「素敵ですね、本当にこの島絶景で来てよかったなと思います。」

 

有給がうまく取れて憧れの島に二人で来るなんて粋なカップルだななんて思ってると

彼氏さんが買い物を終わらせ混ざって軽く談笑をする

 

「どこの大学なの?」

 

「〇〇大です」

 

「え!?後輩じゃん笑」

 

「え、そうなんですか??いやぁ光栄です」

 

「何がだよ笑」

 

「君はこれからどうするの?」

 

「免許も時間もないのでこれから大急ぎで、大凸部に行ってこようかなと」

*大凸部とは青ヶ島で一番高い場所のこと

 

「今から!?歩いていくの!?大凸部は今さっき行ってきたけど結構距離あるよ??」

 

「まあ、しゃーないっすわ。。歩きます。。。」

遠いのかぁ嫌だけどしゃーない、不条理も旅の醍醐m....

 

「今から俺たち、岬見に行ったあと大凸部の方行くから岬見た後でもよければ、送るよ?歩くのポリシーとかじゃなければ乗ってくかい?」

 

「デートの邪魔でなければ!お願いします!!!!」

 

そんなこんなで少し道中をお供させて頂くことに、道中では島での見所だったりどういうことを大学でしてるのか話したりとても楽しかったそして何より

僕の知らなかった、お酒の蒸留所には予約が必要だということも教えていただきついでに僕の分までして頂いた

至れり尽くせりな道中を過ごし

大凸部麓まで送っていただき、後で蒸留所で再会する約束をして

 

レッツ登山(所要時間30分)

 

トトロのいそうな神々しい道を抜け

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トトロ出そう

青ヶ島山頂部大凸部制覇

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大凸部からの景色

壮大、そして見渡す限り何もない海

本当にここは孤島で最果ての一つなんだと実感する

ここからでもわかる激アレの海

かつて人間はここまでたどり着き、村を作ったのか

なんて無謀で壮大なんだろうと悠久の時の流れを少々実感し下山

改めて歩いて、島の蒸留所へ

先ほどのカップルと再会し

青ヶ島蒸留所工場見学が始まる

工場の案内はここの所長の方が一人で行っている

青ヶ島焼酎、通称青酎の歴史、製造工程、そして製造への熱意

色々なお話が聞ける

 

・かつて各家庭で青酎は作られていたが今では杜氏は10家しかない

・2種類の青酎以外はラベルがみんな一緒だが杜氏名が違いそれぞれ味が違う

・天然の菌を使っているため年によっても味が違う

・そしてこの工房では全杜氏の全年代の青酎の試飲購入が可能←!!?

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青酎のイメージ

 

というわけで青酎いただきます!!!!

焼酎をちゃんと飲んだことのない僕でもわかる

 

くせがすごいぃ

でも美味しい、くせはすごいが

こいつには、こいつなりの凄み!深みがある!

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本当に感動します



全部ショットで出されたので後半はふらふらになりつつ美味しいと思った杜氏の3年代まで試飲しお気に入りを購入

ちょうど夕暮れで綺麗な夕日とともにほろ酔い

ここが桃源郷かぁなんて思っていると

僕らがちょうど工場見学300組目らしく記念品を頂けました

特殊な紙袋に、コップ、青酎、コースター、パンフ。。。

なんか運が良すぎない??え、てかこれ無料なの???

そう見学試飲は全額無料!!!!

これは、青ヶ島の人々が観光目的とかではなく本当に良さを知ってもらいたいという熱意とここまで本当によくきたねという多大な善意で行われてるからなんですね

本当に来てよかった。。。と僕は心中むせび泣いてしまいました

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至れり尽くせり

 

3 島の人々の優しさと歌と酒

エモエモふらふらになりながらギリギリ真っ暗になる前に宿にたどり着き買ってきた晩飯食べて一旦寝るかなと思っていると

女将さんと遭遇

「おお!あんた!タイミングがいいね!今から飲み屋みんなで行くよ!!!」

聞けば、これまた島唯一の飲食店で船の先生三人肩のお祝いをするそうな

「行こうとは思ってるんですけども、お金もないのでお祝いの席と別れて楽しませていただこうかなと」

「えええい!いいわ!貧乏学生一人くらいお金の心配せず混ざりなさい!!!!」

もうなんなのこの島、俺死んだの?????

優しすぎか??てかそろそろこの旅行記上手くいきすぎだろとか覆われてそうで怖い

 

でもなあ嘘じゃないんですよねぇ。。。

 

そして、宴会

先生方とかつての生徒たちの想い出話を聞きながら島ならではの料理新鮮な魚介に舌鼓を打つ

この島では、刺身にわさびは使わないそうで島とうがらしを使うんですね

島タレというものにそいつを混ぜて食べるんですがうまいうまいボーノ

下手したら醤油で食べるより魚によっては美味しい。。。。

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億泰のネタは流石にいいか

お酒はさっき飲んだのが抜けつつあるもののレモンサワー

料理美味しいお酒美味しい!!!となっているとえらい酔うんですよ

疲れてるしさっき試飲とはいえ焼酎たくさん飲んだしなぁ

「若いの!お酒のおかわりは?」

「あ、レモンサワーおかわりでお願いします!」

 

目の前でレモンサワーを作って頂くと

 

多い多い多い多い!焼酎の量がおかしいよ???

七割くらい焼酎なんだが、しかも青酎

これは酔うわな幾ら何でも、おかしいと思ったら

 

みんないい感じによってくるとお店でカラオケが始まってる

島の人曰く

「酒とカラオケくらいしかやること娯楽ないからねぇ」

 

歌ムッチャうまいな島のおっさん

すごい飲むし

気づいたら僕にもデンモクとマイクが渡され歌わされ

 

なぜか沖縄じゃないのに島つながりでかりゆし58のアンマーを歌いました

 

宴も後半に差し掛かり僕はいよいよ星を見にいくことに

 

また、えらい長くなってしまったので次回へ。。。。

 

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ドドドド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青ヶ島旅行記・大学生一人旅と本当の青

今週のお題「夏休み」

という文字を目にして自分の夏休みを思い出していた。

中高といえば基本部活づけだったので、インパクトのある夏休みをしたなという記憶はないんですけども

当時はなんの変哲もない日常ではあったんですが、大学で東京に出てきてからあの頃を思い出すと「田舎の夏ってよかったなぁ」と思うわけでもあります。

汗だくになりながら、自転車漕いで部活をして終わった後もアチいアチいとぼやきながらみんなで学校に残ってバレーしたり。

音楽で流れてきたフレーズの「こーんや、ほーしをみにいこうーw」ってのに合わせて山やら近所の海に夜中星を見に行ったり

新宿生まれ新宿育ちの友達にこんな話をすると

「むちゃくちゃエモいな田舎」

なんて言われたりするんですが、スタバやらプリ機とかはなかった分許して欲しいわけです。

ほぼ毎日がこんな感じだったのもありまして特筆すべき「夏休み」って思い出ないなあなんて思っていたら大学生の夏休みにあったなあと思い出して2年越しに書こうと思いました。

当時はブログにしたりとか、考えてなかったので写真も少ないしうろ覚えで許して欲しいんですが

僕は、大学2年の夏休みに 東京都青ヶ島村へ一人旅に行ったことがあります。

 

青ヶ島?どこそれ?」

僕も全然知らなかったし興味もなかったんですけどある記事のある写真がテレビに写っていて僕は絶対にここ行きたいと思ったんですね。

青ヶ島の外観を写した写真なんですがこちらですね

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青ヶ島

やばくないですか?これ日本なんですよ?

ドラクエの世界みたいなんて、テレビで言っていたんですけども本当にその通りだなと思いました。

青ヶ島村とはどんなところかというと

 

東京都である

日本で最も人口が少ない「村」

世にも珍しい二重カルデラがある

日本で最もいくことが難しい場所である

星が綺麗すぎる

ここ以外ではほとんど飲むことの出来ないお酒がある

http://www.vill.aogashima.tokyo.jp/

 

いやこんなの行くしかないじゃない

僕は人生初の独り旅を青ヶ島渡航に捧げることを決めました。

 

 1.出航編 本当に到着するのこれ?

2.到着編 素敵なリア充と蒸留所

3.宴会編 島の人々の優しさと歌とお酒

4.夜の散歩編 絶景とエモい夜

5.帰還編 台風はほんとだめ

 

1.出航編

さて、まず青ヶ島の紹介にもありましたが「日本で最も行くことが難しい場所である」

とはどういうことか

それはですね

 

 ・八丈島を経由せねばならない

 ・船が週4便しかないのに欠航率が50%である(基本荒れている)

 ・八丈島からのヘリもあるが九人しか乗れない(1日1便)

 

無理ゲーやん

しかもこの時太平洋沖に台風が迫っていたんですよね。

電話で青ヶ島の民宿の方に

「何日に泊まりたいんですけども、大丈夫ですかね?」

「ああ!たどり着けるかもわかんないから!予約なんてあってないようなものだし当てにしてないから大丈夫だよ!!」

と言われる始末(気楽だったのでこれはこれでよかったなと思う)

 

いくつか青ヶ島にたどり着くルートはあって

 

羽田(飛行機)→八丈島(ヘリ)→青ヶ島

羽田(飛行機)→八丈島(船)→青ヶ島

浜松町(船)→八丈島(船)→青ヶ島

 

とあって下に行くにつれ安いけど、いける可能性は減っていくんですね

僕ですか?

もちろん運任せの安いのに決まってるじゃないですか

ということでこちらが深夜の浜松町は竹島桟橋です

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エモい

ちなみに乗船前に

 

「この船は、台風の影響で八丈島までいけるとは限りません〜!」

 

と叫んでましたが僕は聞こえないふりをしてイヤホンをしました

さて、無事に乗船して自分の船室に荷物を置いて出航です

缶チューハイを飲みながら夜の東京湾を眺めるという臭い行動をしつつ夜景に感動していました

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写真上手くなりたいなと終始旅中思ってました

一通り夜景も見飽きて、一服しようと船内の喫煙所に行くと

たくさんのヤニカス (お友達)がおります

タバコミュニケーションなんて言葉がありますけど

旅先でのタバコというのは本当に仲間意識が生まれるんですよね

話しかけてきたのはでかいおじいさん、これから監督している少年サッカーチームの合宿で伊豆大島に行くそうで

「君はどこに行くんだい?」

八丈島です」

「へえ〜変わってるねぇそんなとこまでよく行くわ」

「まあ、貧乏旅なんで」

「いやでも、船で10時間かかるのに?

「。。。」

そう、東京→八丈島航路は10時間かかるんです

飛行機なら3時間なのに。。。。

言えねえ言えねえよ。。。そっから乗り継いで先の島に行くなんてよぉ

 

さて22時発の船だったので、僕はとてもおねむでしたので早くも船室に戻って寝てしまおうともいました。

いや〜寝過ごして日の出とか見れなかったらやだなぁwww

とか思ってましたが

僕はなめていました、こんくらい大きな船なら大丈夫大丈夫とタカをくくりにくくっていたんですね。

 

自分の船の弱さに 

 

3時くらいに吐き気で起きました

アルコールと船の良いって最高ですね★

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リバースする直前人はみんな真剣な顔になる説

船旅だし本でもかまそうなんて思っていた直前の自分を殴りたいし、酔い止めを持って行かなかった自分を締めたい

この航路の一部はとても荒れるんですが、台風も近づいていたためか尋常じゃない荒れ具合で本当に吐くもの無くなるくらい吐きました

船員さんにエチケット袋ましまし注文しに行った時に八丈島煮付けます?と尋ねれば

可能性は0じゃないので希望を持ってくださいと言われる

 

ここまできてたどり着けさらにげろげろしながら、引き返すのはいやだ

神よ、仏よ、アッラーよと祈ってり朝焼けをパシャりしながら待っていると

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えっも。。。

 そうこうしている間に船は遅れながらも八丈島に到着

乗り換え先の港に行って青ヶ島行きの船を待つんですが

 

え?誰もいないやん?????

 

ほんとにほんとに誰も待っていない。

港の人に確認しても、ここであってるから待っててとのこと

そもそも人が乗るのが珍しいからこんなもん

まじかよ、そんなことある?八丈島行きの船大きかったやん

結構な人数船からおりてたよ??

なのにえ???

なんて重い時は流れこちらも遅れ遅れながら船は到着

島からの積荷と島への積荷を交換しているのを眺めていると

近くに車が泊まりました

中から三人のおっさんとちびっこ一人

それは!意外!同じく青ヶ島行きを目指す同士!

お互い行き先が被る珍しいもの同士ということもあり話していると

 

こちらの三人は元教師で青ヶ島に赴任していたとのこと

定年を機にかつての赴任地で思い出ある青ヶ島にみんなで行こうとのこと

そして僕と宿泊先まで被っている

 

ぼちぼち話も弾みつつ船に乗り込み出航すると、さっきの倍は荒れている海で3時間ゲロゲロしました。

ちびっこと話しながらげろげろしていると、島の外観が見えたとの声

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島だー!ってルフィの気分が味わえます

感動しながら眺めていると船長から全員集合とのアナウンス

全員集められ話を聞くと

波が荒れていて港に着岸できないかもしれない。とのこと

そしたら、八丈島まで引き返す事になるけどよろしいですか?という同意を求められました。

同意するしかないじゃんなあと思い

またも、神や仏に祈っていると

 

もうここまできたら、you行っちゃいなよ

 

とでも神は言いたいのか祈りがつうじ無事着岸、タラップが格闘家の筋トレロープみたいにうねって落ちるかと思ったけど

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ほんとにぐねぐねしてたんすよ

船長の着岸テクを信じて待っている間に島と海を眺めていたんですけど

海が本当に青いんですね、これでもかってくらい

深い深い青

沖縄のエメラルドグリーンの海も綺麗だったんですけど

この青ヶ島周辺に広がる青は深い、生命や本能に訴えかけるような青さがありました

そのまま引きずられていくような深淵のような青

青ヶ島の周辺はドン深で浅瀬はないというのでそれが大きな原因なんだとは思いますがね

1部の青ヶ島到着でえらい長くなってしまったんで記事分けます。。。

 

 

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dodododo

 

 

 

 

ハプニングバーと熱帯夜と男の尊厳

 

男というのは、なんとも哀れで身の程知らずな生き物だと思う

男として性を受け、はや20年近くなるけども

本当に男というのは目も当てられない人間が多いのだ

綺麗な女性を見かければ目で追ってしまうし

綺麗でなくても露出が多い女性には自然と鼻の下が伸びてしまう

よくはないと思っていても、本能なのか目で追ってしまうし

邪な考えを持ってしまう

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男って哀れ

 

考えを持つだけなら、相手に察されないように隠すスキルを磨けばいい

マナーとして人としてのスキルを磨けばいいだけだ

男と女は違うからとか、しょうがないからとかくだらない言い訳はやめよう

これは、本能を理性で抑えることが可能となった「人」としての尊厳の話なのだから

 

しかし、SNSを見ているとそんなこともできない人が一気に増える

少し露出の多い女性のアカウントには失礼なクソリプが散見しているし

自分が寒いことを言っているのに気づいていないおっさんクソガキが山のようにいる

というかそもそもセクハラなのだ

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クソリプ三銃士



そんな人たちのカウントをのぞいてみれば、大抵捨て垢だったり顔出しされていないアイコンのものが多いのだが

ごく稀に、顔出ししていたりする人もいるし中には晒されている人もいる(晒しは犯罪なのでみんなやめような)

そもそもセクハラまがいのリプを送ることがよくないのだが

そういう人たちを見ていると、「よくそんな言葉を送ろうと思ったな?????」

という方が大変多いのだ

「しよう」「これからどう?」「僕なんてどう?」

 

腹はたるんでいて、髪はセットしているのだかしてないのだかわからない、服のセンスもない、清潔感もトーク力もない

 

もう一度言う君は何様だ????

どうして選ばれると思ったんだ????

話が逸れてきてしまった

 

そして、まあまともそうな裏垢男子()もいるのだが

そう言う人たちは、ここじゃなくてもお前余裕やろと言う人が多い

 

そして裏垢男子や裏垢女子をながめていて、個人的に思ったのが

そう言う女性のアカウントにはやはり露出が多いと言うか、胸部を強調した服だったりが多いし、中には自分のサイズをカップ数を書いていたりする。

個人的には、女性のカップ数で性的興奮を覚えられる人は大変羨ましいんだが

 

男子サイドはと言うと、腹筋やら鎖骨とかどう言う需要やねんそれって画像とかはあげていてもアレのサイズ感とかは公表していないのだ

まあ、コンプラとかもあると思うんだろうけど

 

僕は、ずるくないか???と思っていた

男子サイドと違って女性サイドにとってアレのサイズ感は快楽に直結する大事な部分だ

なのに、世の男どもはそれを隠しているのだ

 

「いや、アレが直接関係してるんじゃんくて空気感とか愛されてる感が重要なんだしwww

童貞乙wwwww」

 

うるせえ

そう言う奴こそ大体、「彼氏のあれじゃ満足できない」「元カレのアレがポークビッツだった件www」とか言ってんねん

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風評被害にあうポークビッツ先生



僕は、隠している男だけじゃない。

いまだに、男性のアレのサイズ表

女性のカップ数みたいなのに当てはまる企画がないこの世界全体に起こっているのだ

表のようなものがないから、世の男どもは迷う

童貞どもは自分のが巨根と疑わずにSNSに俺の最強だからなどと妄言をSNSで書き込むし

ヤリチンだったりは演技してくれた女性の優しさに気づかないでポークビッツをジャンボフランクだと食品偽装をしてしまう

思春期の清いリア充ボーイは自分のアレが人に劣ってないかと不安で眠れなくなる

 

自分のアレは一体どれくらいなのだろう。。。。

僕も悩み気にしていた。

悩んでいた大学2年生8月僕は、図らずともハプバーで己の立ち位置を知るきっかけにあった。

僕は、その日新宿にいた。

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欲望の街不夜城新宿

人生で確か2回目か3回目のハプニングバーに来ていた。

 

ハプニングバーとはお酒を飲んでいでいい感じになったらその場で致すことができるバー。いろんな性癖フェチが肯定される行くだけで十分楽しめるバーである。詳しくはググろう

 

 

もちろん一人で

ハプニングバーには決まって看板もなく重厚なドアが目の前にあるだけだ

重厚なドアの前に立ち、怯えながらインターホンをゆっくりおす

中から女性の声

会員登録を済ませ規定の料金を払い中に入る。

中は、土足厳禁であるので柔らかいカーペットが敷き詰められていた

先客たちの自分を見定めるような視線が刺さる

ハプニングバーのこの空気だけは慣れない

「お前は誰だ?」「女じゃないのか」「イケメンか?」

露骨な欲望の視線に慣れていないからか初めての場所だからか萎縮してしまう

一通り、施設の説明を受けお酒を注文し

テーブル席について、あたりをぼーっと見回す

小さなクラブのような、アメリカンバーのような雰囲気の店内

平日だったからか、ぼちぼちな客数で店内は落ち着いていた

お酒が運ばれてきて一口飲んでいると

常連さんらしき女性が近づいてきた

 

(第一印象は大切だ。。。ちゃんとしなくては、緊張するな。。。)

 

すると

 

「なーに、若い奴が服着てるんだよ。早くぬげ」

 

「え?展開早くないですか?」

 

周りの常連さんたちも爆笑していた

 

追い剥ぎだった、まだ入って10分経っていないぞ?

 

「君みたいな明らかに若い人は珍しいからねぇ みんな気になってるのよ笑。

緊張しているみたいだし、服脱いで酒飲んで裸になってれば緊張なんてなくなるわよ」

 

確かに、こんなことされたら緊張とかどころじゃない

促されるがままに、服を脱いでいると

 

「やだー、若いっていいわね。肌がすっごい綺麗」

 

「ガタイもいいしいいわねえ」

 

他の女性の常連さんも興味を持ってくれていた

下着一丁だった僕は褒められる経験が少なかったこともあってとても恥ずかしかった

すると

 

「下も脱いだら?」

 

はい?????

 

「元気そうだし、綺麗なもの持ってそうだし気になるよね」

 

男の常連さんも含め頷いていた。

 

「え、ああはい。。。」

 

おずおずと脱ぐとこんな状況でも息子は元気だった。

 

男の常連さんに

「こんな状況で元気って、若さなのかな?才能もあるなぁ」

なんて言われていた

 

「いい!形よし!太さよし!大きさ普通!全体的にグッと!!!」

 

周り爆笑

 

見定めされた上に、評価もされていた

 

自分の息子がバカにされなくて本当によかったのと

好評価されたのが自分のことのようでとても嬉しかった

しかしえらい恥ずかしい

なんて思ってると女の店員さんが

 

「味は?」

 

(味?????)

 

「あー気になるかも、20代前半のなんて久しくつまんでないし」

「私も」

「私も」

「俺も」

 

おっさんあんたは待って??

 

「三人で味比べしたらいいじゃない笑」

店員さんすげぇこと言うな

 

「「「ん、じゃあ。いただきまーす!!!」」」

 

気づいたら自分の息子の前に年上の女性の顔が三つあった

順番に息子を食べながら各々感想を述べていた

「硬さもいいじゃん?」

「臭くない」「私はながさが足りないなあ」

 

ムッチャ味わっとる

もはやそこにあり感じていたのは、エロであってエロではない何かであった。

頭の中で哲学したり、あたふたしていると

どさくさに紛れて息子を食おうとしていたおっさんが話しかけてきた

 

「にいちゃん、東京って新宿って最高だろ?こんなこと経験したらもう戻れないぜ?」

 

ーーこれが東京、新宿ーーー

哲学していた、僕は漠然とそんな思いを持っていた。

三人は味比べを軽く済ませると

 

「うん!いいアレだったから自信持っていいと思うよ!ここの常連の私たちが言うんだから信じなさい!」

 

勝手に診断はされたもの、思いの外好評価を頂けたのだった。

 

経験豊富な三人の女性に好評価を頂けたというのはとても大きな収穫であったように思う

この後もハプバーに行ったりした時に、この時の経験は大きな自信となっている

みんな確かたる評価を持たずに自分のモノを信じて生きている

「俺のは変なもんか、小さくはないはず。。。」

 

それはいかに朧げで微か思いだろう

本当に不安なのは、自分だけしか信じるものがいない状況だ

受験でも模試を受けたりして、自分はどこの立ち位置なのか判断しながら努力をする

しかし、そんな評価もなく生きていく心細さはどれほどだろう

僕は好奇心が高じて、結果的に自分の立ち位置を知ることができた

好奇心は人を救う、そして好奇心に素直な心は人生を生きやすくする

僕はそう信じている

僕みたいにハプバーに行かなくては、自分を確かめれない世の中が

早く終わり、男が身の程を知りお互いを思いやれる世の中が来ることを信じて

僕は今日も生きていく

 

それではみなさん

次回「え?6回戦?1箱終わってからが本番でしょ?」でお会いしましょう