人生浅く広くダイナミック

卒論代わりの備忘録

ハプニングバーと熱帯夜と男の尊厳

 

男というのは、なんとも哀れで身の程知らずな生き物だと思う

男として性を受け、はや20年近くなるけども

本当に男というのは目も当てられない人間が多いのだ

綺麗な女性を見かければ目で追ってしまうし

綺麗でなくても露出が多い女性には自然と鼻の下が伸びてしまう

よくはないと思っていても、本能なのか目で追ってしまうし

邪な考えを持ってしまう

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男って哀れ

 

考えを持つだけなら、相手に察されないように隠すスキルを磨けばいい

マナーとして人としてのスキルを磨けばいいだけだ

男と女は違うからとか、しょうがないからとかくだらない言い訳はやめよう

これは、本能を理性で抑えることが可能となった「人」としての尊厳の話なのだから

 

しかし、SNSを見ているとそんなこともできない人が一気に増える

少し露出の多い女性のアカウントには失礼なクソリプが散見しているし

自分が寒いことを言っているのに気づいていないおっさんクソガキが山のようにいる

というかそもそもセクハラなのだ

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クソリプ三銃士



そんな人たちのカウントをのぞいてみれば、大抵捨て垢だったり顔出しされていないアイコンのものが多いのだが

ごく稀に、顔出ししていたりする人もいるし中には晒されている人もいる(晒しは犯罪なのでみんなやめような)

そもそもセクハラまがいのリプを送ることがよくないのだが

そういう人たちを見ていると、「よくそんな言葉を送ろうと思ったな?????」

という方が大変多いのだ

「しよう」「これからどう?」「僕なんてどう?」

 

腹はたるんでいて、髪はセットしているのだかしてないのだかわからない、服のセンスもない、清潔感もトーク力もない

 

もう一度言う君は何様だ????

どうして選ばれると思ったんだ????

話が逸れてきてしまった

 

そして、まあまともそうな裏垢男子()もいるのだが

そう言う人たちは、ここじゃなくてもお前余裕やろと言う人が多い

 

そして裏垢男子や裏垢女子をながめていて、個人的に思ったのが

そう言う女性のアカウントにはやはり露出が多いと言うか、胸部を強調した服だったりが多いし、中には自分のサイズをカップ数を書いていたりする。

個人的には、女性のカップ数で性的興奮を覚えられる人は大変羨ましいんだが

 

男子サイドはと言うと、腹筋やら鎖骨とかどう言う需要やねんそれって画像とかはあげていてもアレのサイズ感とかは公表していないのだ

まあ、コンプラとかもあると思うんだろうけど

 

僕は、ずるくないか???と思っていた

男子サイドと違って女性サイドにとってアレのサイズ感は快楽に直結する大事な部分だ

なのに、世の男どもはそれを隠しているのだ

 

「いや、アレが直接関係してるんじゃんくて空気感とか愛されてる感が重要なんだしwww

童貞乙wwwww」

 

うるせえ

そう言う奴こそ大体、「彼氏のあれじゃ満足できない」「元カレのアレがポークビッツだった件www」とか言ってんねん

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風評被害にあうポークビッツ先生



僕は、隠している男だけじゃない。

いまだに、男性のアレのサイズ表

女性のカップ数みたいなのに当てはまる企画がないこの世界全体に起こっているのだ

表のようなものがないから、世の男どもは迷う

童貞どもは自分のが巨根と疑わずにSNSに俺の最強だからなどと妄言をSNSで書き込むし

ヤリチンだったりは演技してくれた女性の優しさに気づかないでポークビッツをジャンボフランクだと食品偽装をしてしまう

思春期の清いリア充ボーイは自分のアレが人に劣ってないかと不安で眠れなくなる

 

自分のアレは一体どれくらいなのだろう。。。。

僕も悩み気にしていた。

悩んでいた大学2年生8月僕は、図らずともハプバーで己の立ち位置を知るきっかけにあった。

僕は、その日新宿にいた。

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欲望の街不夜城新宿

人生で確か2回目か3回目のハプニングバーに来ていた。

 

ハプニングバーとはお酒を飲んでいでいい感じになったらその場で致すことができるバー。いろんな性癖フェチが肯定される行くだけで十分楽しめるバーである。詳しくはググろう

 

 

もちろん一人で

ハプニングバーには決まって看板もなく重厚なドアが目の前にあるだけだ

重厚なドアの前に立ち、怯えながらインターホンをゆっくりおす

中から女性の声

会員登録を済ませ規定の料金を払い中に入る。

中は、土足厳禁であるので柔らかいカーペットが敷き詰められていた

先客たちの自分を見定めるような視線が刺さる

ハプニングバーのこの空気だけは慣れない

「お前は誰だ?」「女じゃないのか」「イケメンか?」

露骨な欲望の視線に慣れていないからか初めての場所だからか萎縮してしまう

一通り、施設の説明を受けお酒を注文し

テーブル席について、あたりをぼーっと見回す

小さなクラブのような、アメリカンバーのような雰囲気の店内

平日だったからか、ぼちぼちな客数で店内は落ち着いていた

お酒が運ばれてきて一口飲んでいると

常連さんらしき女性が近づいてきた

 

(第一印象は大切だ。。。ちゃんとしなくては、緊張するな。。。)

 

すると

 

「なーに、若い奴が服着てるんだよ。早くぬげ」

 

「え?展開早くないですか?」

 

周りの常連さんたちも爆笑していた

 

追い剥ぎだった、まだ入って10分経っていないぞ?

 

「君みたいな明らかに若い人は珍しいからねぇ みんな気になってるのよ笑。

緊張しているみたいだし、服脱いで酒飲んで裸になってれば緊張なんてなくなるわよ」

 

確かに、こんなことされたら緊張とかどころじゃない

促されるがままに、服を脱いでいると

 

「やだー、若いっていいわね。肌がすっごい綺麗」

 

「ガタイもいいしいいわねえ」

 

他の女性の常連さんも興味を持ってくれていた

下着一丁だった僕は褒められる経験が少なかったこともあってとても恥ずかしかった

すると

 

「下も脱いだら?」

 

はい?????

 

「元気そうだし、綺麗なもの持ってそうだし気になるよね」

 

男の常連さんも含め頷いていた。

 

「え、ああはい。。。」

 

おずおずと脱ぐとこんな状況でも息子は元気だった。

 

男の常連さんに

「こんな状況で元気って、若さなのかな?才能もあるなぁ」

なんて言われていた

 

「いい!形よし!太さよし!大きさ普通!全体的にグッと!!!」

 

周り爆笑

 

見定めされた上に、評価もされていた

 

自分の息子がバカにされなくて本当によかったのと

好評価されたのが自分のことのようでとても嬉しかった

しかしえらい恥ずかしい

なんて思ってると女の店員さんが

 

「味は?」

 

(味?????)

 

「あー気になるかも、20代前半のなんて久しくつまんでないし」

「私も」

「私も」

「俺も」

 

おっさんあんたは待って??

 

「三人で味比べしたらいいじゃない笑」

店員さんすげぇこと言うな

 

「「「ん、じゃあ。いただきまーす!!!」」」

 

気づいたら自分の息子の前に年上の女性の顔が三つあった

順番に息子を食べながら各々感想を述べていた

「硬さもいいじゃん?」

「臭くない」「私はながさが足りないなあ」

 

ムッチャ味わっとる

もはやそこにあり感じていたのは、エロであってエロではない何かであった。

頭の中で哲学したり、あたふたしていると

どさくさに紛れて息子を食おうとしていたおっさんが話しかけてきた

 

「にいちゃん、東京って新宿って最高だろ?こんなこと経験したらもう戻れないぜ?」

 

ーーこれが東京、新宿ーーー

哲学していた、僕は漠然とそんな思いを持っていた。

三人は味比べを軽く済ませると

 

「うん!いいアレだったから自信持っていいと思うよ!ここの常連の私たちが言うんだから信じなさい!」

 

勝手に診断はされたもの、思いの外好評価を頂けたのだった。

 

経験豊富な三人の女性に好評価を頂けたというのはとても大きな収穫であったように思う

この後もハプバーに行ったりした時に、この時の経験は大きな自信となっている

みんな確かたる評価を持たずに自分のモノを信じて生きている

「俺のは変なもんか、小さくはないはず。。。」

 

それはいかに朧げで微か思いだろう

本当に不安なのは、自分だけしか信じるものがいない状況だ

受験でも模試を受けたりして、自分はどこの立ち位置なのか判断しながら努力をする

しかし、そんな評価もなく生きていく心細さはどれほどだろう

僕は好奇心が高じて、結果的に自分の立ち位置を知ることができた

好奇心は人を救う、そして好奇心に素直な心は人生を生きやすくする

僕はそう信じている

僕みたいにハプバーに行かなくては、自分を確かめれない世の中が

早く終わり、男が身の程を知りお互いを思いやれる世の中が来ることを信じて

僕は今日も生きていく

 

それではみなさん

次回「え?6回戦?1箱終わってからが本番でしょ?」でお会いしましょう